今年度、小学校PTA役員になった私は、なんと文化教育委員長を依頼されました。
必要とされている以上、断ることなどできない私は、快くお引き受け致しました。
先日、南城市の学力向上の講演会があったので、参加してきました。
講師は、ベネッセ総合研究所の方でした。
ベネッセと聞くと、あの事件を思い出しましたが、内容はとても良かったです。
講演会の最初、私たちへある問いが投げかけられました。
「学力向上のために、学校・家庭・地域に必要なことは?」でした。
隣の席の方、数名で答えを導き出すよう促されました。
皆さんは、どう答えますか?
私は、「連携」と答えました。
この問いに対する答えは、たった一つではないのです。
大切なのは、答えを導き出す過程なのだと最後に分かりました。
今回の講演会で、最も重要なポイントとは何か?
それは、今の小学生が大学へ行く頃には、現在のセンター試験はなくなります。
その代りに行われるテストというのは、「思考力」を問われるものになるそうです。
今までの「基礎力」を繰り返し勉強することより、自ら考える能力が大切だということです。
「アクティブ・ラーニング」という言葉はご存知でしょうか?
これは主体的に学ぶ姿勢ということです。
仲間とともに課題を解決する力を育てることが、これからの子供にとって重要なのです。
今の小学生が大人になる頃、どんな日本になっているか、とても不確実な時代です。
自分が得た知識から、周囲の人と協調しながら課題を解決していく力が大切なのです。
ではわが子の主体性を育むためにはどうしたら良いのか?
①自分で 決める
②プロセスを ほめる
③共に 考える
まずは、子供自身にどんなことでも決定権を与えること。
食べたいメニュー、やりたい習い事、どんなことでも本人に決めさせること。
自分で決めると、最後まで責任を持つ子になるそうです。
そしてプロセスを褒めること。
100点という結果ばかり褒めがちですが、50点でも隠さず見せたことをまず褒める。
そして共に考えるということ。
なぜその問題を間違ってしまったのか、一緒に考えてあげること。
当り前のことのようで、日々の忙しい生活の中で、②と③は欠落しがちですよね。
私自身、わが子の子育てを考え直すよい機会でした。
そして先生から、勉強の仕方のポイントを教えていただきました。
それは帰ってきたテストを見直すこと。
他の解き方はないか、重要なところはどこか、何が分かってないのか。
これを子供と共に考えていこうと心に決めました。
一番最初の先生の問い、先生の答えは「連携」でした。
私は先生と答えが同じだったことも嬉しかったのですが、初めてお会いした方々とこの答えをともに導き出せてよかったなと思いました。
南城市に来て思うことは、地域が積極的に学校や児童と接していること。
中学生たちにまっすぐな子供が多いのは、それゆえなのかなと思います。
18:30~20:00の講演会。
この時間、わざわざ外出するのは・・・とも思いましたが、学び多き日となりました。
私自身のメモとして書き連ねたブログが、皆さまの子育てに少しでも貢献できたら嬉しく思います。
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